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第九話

ママリ 北吉 竜也先生

僕らがこどもだった時と比較して今の時代をどのように感じますか?
圧倒的に違うのは情報のアクセスのしやすさ、情報の探しやすさが格段に違ってるなと感じます。

今だと携帯電話一つでいろんな情報に瞬時にアクセスできるので。
ただし答えがすごくたくさん出てきて逆にどれを選べばいいのかというのが難しくなってきていると感じますね。
四コマ漫画があって、四コマ漫画の最後のコマだけが隠されている状態で見せられて、最後のコマを想像するじゃないですか。すごく何パターンも考えた後に「実際これでした」ってオチを見ると、「う〜ん、、、なんかそうなんだ」みたいな。「(自分が)考えたやつの方が面白いかもな」っていう風に思うという。初見で見たときに「面白い」って思うのは多分そのことについて考えてないからそこがすっと直感的に入ってきちゃうんですけど、ちゃんとそのコマ1コマ1コマを見て考え続けると、次の所の展開を想像する想像力がついて、それを考え続けることで、疑う能力もつくだろうし、それをさらに想像する能力もつくので、そういうの(能力)を持ってちゃんと情報と向き合っていく、わからないことに向き合っていくっていう風にすることが、察知の能力の一つになるのかなと思います。
今の子どもたちに一番伝えたいことってどんなことですか?
「負けず嫌い」になってほしいなとすごく思っていて、ぼく自身が生まれつきで左耳が聞こえないんですよ。右耳しか聞こえなくてからかわれて、ちょっといじめられたりしたんですけど、そのときにけっこう「なにくそ!」って思えたのがあったんですよね。「片耳しか聞こえないけど両耳聞こえてる人に負けたくない」じゃないですけど、負けたくないので、チャレンジするなと思っていて、そうすると絶対チャレンジをすれば何かが残るので、そこが成長に繋がるのかなと思います。
子どもの未来のために今大人がやるべきことするべきことはどんなことがありますか?
一言でいうと自分たちの価値観とか経験に基づくもの以外のことを排除しないでしっかりと受け入れて活用していくっていうことを周りの大人たちが子どもに対してしていくといいなと思っています。
ぼくが子どもだった時の話をすると、「テレビゲームをやることって良くない」「漫画とかテレビ番組のバラエティって子どもの教育に良くない」それって今になってみると、テレビゲームぼくもやってましたしテレビ番組のバラエティも見てましたけど、その結果どうだったかっていうと別にそんなに悪い人間になっていないと思っているんですね。
そういう風な環境で育って人も良い人間になっていっている人もいると思います。もっと遡っていくとテレビが出た時もそういう感じだったと思うんですよね。テレビっていうものが世に出たときに外で遊ばずにテレビをみるっていうのはどういうことだみたいな。

うちもこどもが3歳と0歳でいるんですけど、それこそスマートスピーカーみたいなのがあるんですね。話しかけたら何か返してくれる。すごく表面上とらえると、機械に話しかけてこどもがずっと機械にブツブツ言ってるみたいなのって、ちょっと周りから見たら「おや?」「大丈夫?」って思うんですけど、もうちょっと深く考えていくとそれによって会話のコミュニケーションの能力だったりとか語彙力みたいなものとか分からないものが分かったりとかっていう風なのって、できる良い面もあるなというところがあるので。
ただ、じゃあ好き放題やらせれば良いのかっていうとそれはちょっと違うなっていう風にも思うんで、なので周りの大人たちがこどもが何か新しいものだったりとか自分の時になかったものに対して興味を示したりとかやろうとした時にそれを「知らないから」「やったことないから」止めるんじゃなくて、それを受け入れた上でより活かせる方法、子どものために良くなるのってどうやったらできるのかなっていうのを考えてあげることが周りの大人たちが子どもたちにしてあげられることかなと思います。