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第八話

ジェームス・スキナー先生 その2

今の子どもたちに一番伝えたいことってありますか?
自分の人生は自分の思い通りにできる。これ一番言いたいですね。
小学校に入ってくるじゃないですか、「大人になったら何になりたいの?」「警察官になりたいですか?」「消防士になりたいですか?」「サラリーマンになりたいですか?」ってやるじゃないですか。あれは私に言わせると暴力なんですよ。
どういう暴力かって言ったら、人生は決まったメニューしかない。
この決まったメニューの中からしか自分の将来が選べない。
そうじゃないそうじゃないだろうと思うんだよね。
人生のメニューは自分で作るメニューなんですよ。だから自分はどういう人生にでもできる。
私は経営コンサルタントという仕事と作家の仕事をやっているんですけどね。だけど僕のやる経営コンサルタントはみんなスーツを着てネクタイ締めてって、あんなことやらないんですよ。短パンはいてTシャツを着てそれで南の島でマッサージを受けながら、経営者の相談に乗るじゃないですか。

それはねメニューにはなかったんですよ。
「将来何になりたいの?」
「私は南の島で短パンはいてTシャツ着てマッサージを受けながら人の相談に乗る仕事がしたいです」って言ったら
「そんな仕事あるわけないだろ!」って言われそうじゃないですか。

だから今子どもたちにも大人たちにも一番言いたいのは、「人生はわれわれがつくるもの」
われわれがつくるんだから、どういう形になるのかはわれわれが決める。
だから彫刻家とか絵描きさんいるじゃないですか。絵描きさんってどういう絵を描くか、自分の描きたい絵をなんでも描く。彫刻家はどういう彫刻をつくるかというと、自分の形づくりたいものを形づけて彫刻にするじゃないですか。

だったら自分の人生は芸術作品にして、自分の思い通りのものをこの世界に作っていけばいいじゃないですか。
ぼくらが子どもの時にそんな概念ないって職業いっぱいありますもんね。
毎日生まれてますから。
これからも毎日新しい職業も生まれるし、「生まれた職業を選ぶ」っていうのも基本的にはやめていただきたいです。

自分がつくり出す人生。
自分がつくり出す形がいいと思うんだな。
レシピをつくる側ですね。
そうなんですよ。そのためにこれ見てる大人たちもね、1回レストランに入ってメニューにないものを注文してみてほしい。
ぼくは献立を見ると、どう見るかというと、「厨房にこういう材料があるんだな」っていう参考書でしかないんですね。「こういう材料あるんだったら、こういうもの作れるんじゃないか」、、、
「じゃあこれ作ってくれますか?」って言ったらほとんどのレストランの人は「喜んで作らせていただきます」っていう返事が多いですよ。

小学生の時に自分のままの机の上に一枚の紙が画鋲でとまってあってね、そこでなんと書いてあるかというと、「平凡太郎の墓石」
(ある人の)亡くなられた時の墓石に刻んである言葉として書いてある。
そこで書いてある言葉は一生涯忘れることができなくて、

“彼は人生に多くを要求しなかった。人生は彼の要求に応えた”

もっとこの人生からいろんなことを要望し要求し、つくっていっていただきたいと思いますね。
子どもの未来のために大人がやるべきことって何がありますかね?
まず、自分たちはこの子どもたちのために何が一番いいのかは知らないということを認めることだと思います。
彼らは実際にどういう世の中に生きていくのか、われわれは知らないので、もっとそこは自由にいろんなことが探索できるようにしてあげなきゃいけないと思っています。

もう一つ最近すごく感じることは、投票の年齢は引き下げるべきだと思っているんです。だから中学生くらいの時から学校で投票する、というのをやって、社会を作るプロセス、民主主義のプロセスに「自分は社会の一員としてこの社会を作るプロセスに参加しているという意識」は植えつけていかなきゃいけないんじゃないかなという風に思うんです。
あんまり多くの大人たちが自分の手を離れたところで社会が出来上がっていて、そうではなくてわれわれみんなの手で作る社会だったいうのは少しでも若い時から子どもたちが経験できるように体験できるようにしていただきたいですね。
若い人たちの投票率が低いとよく日本では言われるんですよね。
学校を出た時にすでに6回くらい投票しているっていう状態で大人になっていただきたいですね。

子どもたちのそこでの洗濯は大人たちよりも賢いかもしれませんし、ハートがいいんでね、子どもたちはみんな。

「自分たちの未来は大人たちが勝手に決めたものだ」っていう風に思わなくなるっていうのはいいじゃないかと思いますね。