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卵殻膜に関する効果や成分については下記のページでもお伝えしておりますが、当ページでは卵殻膜の優れている部分について、さらに詳しく紹介していこうと思います!
卵殻膜が私達の健康や美容、活用することでの利点等に触れていきます!
卵殻膜が私たちに寄与してくれる効果や期待できる利点について
効果 | 期待できる利点 |
線維芽細胞の増加 (真皮にある細胞) |
赤ちゃんのお肌に豊富に含まれているIII型コラーゲンの他、ヒアルロン酸、エラスチンなど美肌ケアには欠かせない有効な成分を生成してくれる。 |
ミトコンドリアの活性化 (細胞の中にある小器官) |
酸素を利用し糖と脂肪を分解、エネルギーの産生を活発にし細胞が元気になる。 |
シスチンの増加 (アミノ酸の一種) |
代謝を活発にし傷に対する治癒力を高める。さらに、毛髪を元気にするだけでなくお肌の美白効果にも役立つ。活性酸素や有害物質を除去し身体を保護してくれる役割も兼ね備えている万能な成分。 |
血管の弾性の向上 | 毛細血管を含めた血管全体が柔らかくなることで、血流の流れを良くしてくれる。 |
肺の弾性の向上 | 酸素の吸収率が高くなり、細胞の働きを活性化する。 |
上記で紹介した通り、卵殻膜の優れている点や効果はとても魅力的です。
卵殻膜に関連した様々なコスメや健康食品が開発されるのも十分に頷けますね。
プルンッとしたハリのあるお肌やツヤツヤして綺麗な髪等、女性としての美を追求するなら卵殻膜のサポートは欠かせないポイントであることは間違いありません!
普段、食している卵の殻の内側の薄い膜が様々な働きをするということは本当に驚きですし半信半疑に感じる方もたくさんおられると思います。
下記以降では卵殻膜の構造や役割についてさらに掘り下げていきたいと思います。
卵殻膜の構造や役割をもっと知ろう!
卵殻膜は薄さ0.07ミリで卵の殻の内側にある薄い膜になるわけですが、この薄い膜がどんな構造でどんな役割を果たしているのか、具体的に紹介していきたいと思います!
卵殻膜は外からの細菌や雑菌類を遮断し、成長に欠かせないカルシウムを殻から取り込み、卵の中で育っていく胚を前身のあらゆる器官に変化させ、その環境を構成していく大きな役割をしてくれます。
さらに!卵殻膜は卵黄を栄養源にし胚の状態からヒヨコに成長するまでのサポートをしています。
これらの複雑な生命誕生までの過程には凄くパワーが必要とされるわけですが、この役割を卵殻膜である薄い膜がおこなっているというわけです。
これを人間に置き換えて考えると、60兆個も存在する自身の細胞のうち1個すら生成することは出来ないわけで、卵殻膜は卵を温めるだけで約3週間足らずで100億個もの細胞を作りだすわけですから、このパワーを科学的に検証し人間に活かしていく研究が進められないわけがありません。
卵殻膜は2層構造で人間との親和性も高い
卵殻膜の薄く白い膜の主原料はたんぱく質で、卵殻膜の構造は外膜と内膜の2層構造になっているんです。
この構造で繊維状のたんぱく質が網の目状に張り巡らされています。
そして、この卵殻膜は人間の皮膚ととても親和性が高いとされていて、この高い理由は卵殻膜の性質が人間の髪や肌と非常に近く、約20種類のアミノ酸から組成されているからです。
しかし、人工的なアミノ酸は、摂取してもただの栄養素でしかなく、吸収して分解したらそれで終わってしまい、人体への身体構造に変化をもたらしてくれません。
ところが…
卵殻膜の場合は違います。卵殻膜には摂取後に人体のメカニズムに働きかけるような作用を持っていて、卵殻膜と同じ成分であっても、人工的なアミノ酸とは「人体への作用」という部分において根本的に異なっているとされています。
卵殻膜はミトコンドリアも活発にしてくれる!元気の源に!
見出しの通り、動物実験の段階ではありますが卵殻膜を摂取していくことで、ミトコンドリアの働きが活発化されることも分かっています。
ミトコンドリアは我々含め地球上の全ての生物に含まれている小さな器官です。
ミトコンドリアの働きは凄く重要で人間の体内にある酸素を利用し脂肪と糖を栄養源に生命活動に必要なエネルギーを作り出してくれてるんですね。
そして、このミトコンドリアが活発化することで、細胞分裂が促進され身体も活性化されます。
この卵殻膜を起点にミトコンドリアの活発化を考えれば我々生命エネルギーにかかわる重要な働きをしてくれてるということで卵殻膜の凄さをここでも感じますね。
卵殻膜は美髪に重要なシスチンをたくさん含んでいる!
さて、卵殻膜は美肌としての良い影響をもたらしてくれるというイメージが強いわけですが、実は卵殻膜に含まれるシスチンを多く含むことで美髪への好影響が期待できるんですね。
もちろん、シスチンには身体を守り代謝を促進し美白効果にも期待できるわけですが、この項目では卵殻膜に多く含まれるシスチンが髪質に対し、どのような好影響を与えてくれるのかを具体的に紹介していきたいと思います。
シスチンとケラチンの関係性が美髪には欠かせない
トリートメントシャンプーやリンス等でよく目にするケラチン。
このケラチンはたんぱく質の一種で髪の毛以外にも爪や皮膚の角質層にたくさん含まれてる成分でシスチンは毛髪などのケラチンに特に多く含まれています。
したがって、シスチンを多く含む卵殻膜は毛髪を健やかにキープしてくれる働きをもっているというわけです。
そして、このシスチンには髪だけでなく、眉毛等に対しても良い効果をもたらしてくれると言われています。
シスチンを多く含んだ食品には小麦たんぱくや大豆たんぱく、凍豆腐、かつお節等があるわけですが、含有量の多さでは卵殻膜には及びません。
上記食品100g中1g前後に対し、卵殻膜の場合は12.9gも含まれていてその差は10倍以上と歴然の差です。
上記のように卵殻膜にせまるたくさんのシスチンを含んだ食品は今現在でも見つかっていない状況なんですね。
卵殻膜はIII型コラーゲンを作り出す繊維芽細胞を短期間で増加させる!
スキンケア商品等で欠かせない成分として注目されているIII型コラーゲン。
このIII型コラーゲンを作り出すのに必要な繊維芽細胞、ある実験で、培養された繊維芽細胞に加水分解卵殻膜を添加したところ、1日で2倍、10日間で10倍以上に繊維芽細胞を増殖することが確認されたんです。
同様の実験も東京大学の研究室でもおこなわれ、接着・増殖度が確認されたそうなんです。
これらの結果が意味するものとは…
赤ちゃんのような柔らかくて潤いがある肌生成に必要なIII型コラーゲンを増やしてくれるサポートが可能なのではないか?ということです。
繊維芽細胞・III型コラーゲンの役割について【シワ・たるみの原因】
繊維芽細胞・III型コラーゲンの役割について紹介します。
↑上記ではIII型コラーゲンの効果や構造をさらに詳しく解説してます。
最初に、繊維芽細胞は真皮内に存在しIII型コラーゲンを産み出してくれる働きがあり、皮膚の機能を保っていく上で欠かせない細胞です。
さらに、繊維芽細胞はコラーゲンの生成だけでなく、コラーゲンを束ね真皮の構造作り上げていく働きがあります。
加齢によってこの繊維芽細胞が老化し働きが鈍化するとお肌の弾力やハリが低下してしまいます。
加齢によってシワ・たるみが出てくるのはこの繊維芽細胞の老化のためなんです。
この誰もが経験する「老化」を防いでいく・遅らせていく為にも日頃の肌ケアは欠かせませんし、正しい知識をもってケアをおこなうことが重要です。
↑では卵殻膜を配合した美容液やオールインワン等、おすすめできるスキンケア商品をまとめていますので、ぜひこちらも参考にされてください!
下記ページではIII型コラーゲンについて、特徴や役割についてさらに詳しく解説しておりますので、ぜひそちらもチェックされてみてください。