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毎日のように食する卵。
そして食する度に卵の殻は用済みになってゴミ箱にポイされるわけですが、この卵の殻にとてつもない美容効果をもたらしてくれるということをご存知でしょうか?
卵の殻の内側部分にある薄い膜になり「卵殻膜」と言われる部分です。
当ページでは卵殻膜の素材としてのパワー、そして美容効果にどう役立ってくれるのか解説していきたいと思います。
卵殻膜とは?
卵殻膜とは、卵の内側に存在する薄膜のことで、膜の厚みはわずか0.7ミリ!
この薄い膜が持つ力は計り知れません。
卵の中にいるひなを優しく包み込み、外部のバイ菌(徹生物)からひなを守り成長を促しているわけです。
卵殻膜の主成分は何?
卵殻膜の主成分は繊維状のたんぱく質になり、人の肌や髪と非常に近い20種類のアミノ酸で構成されてるんですね。
私達、人間の皮膚の20種類のアミノ酸組成と配合比率こそ違いますが、ほぼ同じアミノ酸から出来ていてこれらが卵殻膜最大の特徴であり魅力でもあります。
美容効果・代謝を促進してくれる「シスチン」が超豊富!
卵殻膜にはシスチンと言われるアミノ酸を人間の5倍以上も含んでいるということも分かっており様々な化粧品メーカー等からも注目される理由はここにもあるんですね。
シスチンとは…
活性酸素や有害物質を排除し代謝促進・美白効果促進・傷等の治癒力の向上など様々な効果をもたらしてくれます。
III型コラーゲンを増加させる働きもある!
卵殻膜を活用した美容液等でもこのIII型コラーゲンをいうキーワードを目にする機会が増えてきてますね。
卵殻膜にはこのIII型コラーゲンを増加させる働きがあることも確認されています。
コラーゲンの働きについては周知のとおりですが、たんぱく質の一種で体の皮膚や筋肉・内臓・骨・関節・髪等あらゆる組織に含まれていて、私達お肌の70%はI型コラーゲンとIII型コラーゲンで構成されています。
- I型コラーゲン→強くて硬い繊維
- III型コラーゲン→細くて柔らかい繊維
我々は歳を重ねる程、I型コラーゲンが増え皮膚は強くなっていきます。その反面皮膚も硬くなっていきます。
それとは対照的にIII型コラーゲンは赤ちゃんのお肌に多く含まれ年齢とともに減少していきます。
お肌の潤い・みずみずしさを失う理由はここにあるわけです。
線維芽細胞が美肌作りの鍵を握る!?
個人差もありますが25歳前後を境にIII型コラーゲンの減少スピードは増していきます。残念なことに肉体は成熟していきますが同時に老化していくことを防ぐことはできないとされています。
しかし、III型コラーゲンを作り出してくれる線維芽細胞を増やしていくことで潤いのあるピチピチした赤ちゃんのようなお肌を取り戻すことも理論上は不可能ではないともされています。
この線維芽細胞の増加の手助けをしてくれるのはコラーゲンだけではないことも重要で線維芽細胞は真皮内にありエラスチンやヒアルロン酸といった美肌に有効な成分を生成してくれる働きがあります。
↑のことから線維芽細胞こそが美肌作りの鍵を握る存在というわけです。
卵殻膜は現実的で画期的な新素材
卵殻膜にはIII型コラーゲンを生成する線維芽細胞を増やすことがお分かりいただけたかと思います。
加齢によるIII型コラーゲンの減少を極力減らし、逆に増やしていくことが可能な素材として卵殻膜は注目されていますし、革新的な技術により近年様々なタイプの化粧品等が開発されていますのでぜひ卵殻膜化粧品を新たなエイジングケア対策として活用していくのがおすすめです。
III型コラーゲンの増加だけでなく、卵殻膜には大きく分けて5つの特徴・効果があるわけですが、それらの特徴について下記ページで踏み込んだ解説をおこなっておりますので、そちらもチェックしてみてくださいね。